ガス欠

とあるお宅で作業を終えて、車を出そうとすると。。。

丁度そのタイミングで引っ越し屋さんの２ｔ車が私の車の進路をふさぐように停まった。“今、車を出そうとしているところなのに、ちょっと失礼なヤツだなぁ…”と一瞬思う。しかし直後にトラックに乗っていた引っ越し屋さんが降りてきて、開口一番こう言うではないか。

「すみませ〜んっ！　ガス欠なんですぅ。。。」

な、なんと。。。。ということは、“停車”したのではなく“停止”したのである。漢字は１字しか違わないが、状況は天と地ぐらい違うではないか。

しかしながら、私の車には高圧洗浄機用に携行缶に入ったガソリンがあるので、そいつを使えばいいかと最初は思ったのだが。ところがどっこい。世の中なかなか上手くいかんように出来ているようで、トラックなので軽油なんだそうな。なるほど。でも、ガソリンでも動いたりせんモンかなぁ？　いや、やっぱりマズイか。万が一、爆発でもしたりした日にゃシャレにならん。

さて、どうすっか。と思っていると、引っ越し屋さんは「いや、大丈夫です。押して行きます」と。そう言うと、車を一生懸命押し出したのである。動くのかよ？と思いきや、これがまた動くのである。そのこと自体には単純に驚いたのだが…。

でも、その速度たるやカメといい勝負。そりゃそうだろう。２ｔ車だぜ。しかも中には引っ越しの荷物が満載のはず。さらには、視界にガソリンスタンドの看板が見えているわけでもない。この炎天下のなか、んなことやってたら下手すりゃ脱水症状で死にかねんぞ、チミ！！

と、ゆーわけで引っ越し屋さんをその場に留めて、私が代わりに軽油を買いにひとっ走りしてきました。10分ほど走って見つけたガソリンスタンドで、持っていた携行管の中のガソリンを自分の車に入れた後、その中に軽油を入れてもらい、彼らのトラックの元へ。トラックに軽油を注入すると、無事エンジンも掛かってようやく一件落着(＾＿＾)

ちなみに、どこから来たんだろ？
と思ってナンバーをみると、なんと山梨県！！(＾＾;
あーた、結構長距離じゃないですか。

燃料くらいちゃんと入れて来いよな。。。（笑）